歯周病の要因

歯周病と生活習慣

口腔内の環境

歯並び

歯並びが悪い部分は、歯磨きが不十分になりやすく、磨き残しが多いと、プラーク(歯垢)がつきやすくなります。

歯垢と歯石

口の中の汚れや細菌が増殖するとプラーク(歯垢)が作られます。
磨き残したプラークは約2、3日で石灰化し、歯石となり、一度ついてしまうと歯磨きでは落とすことができません。そのため、放っておくと歯茎に炎症を引き起こします。

口呼吸・歯ぎしり

全ての方に該当するわけではないものの、歯ぎしりをする人は口呼吸の習慣があると考えられており、睡眠中に前の歯の部分に舌が離れ、舌根が喉に落ち込んでいびきや無呼吸症候群に陥ることが多くなります。

歯に合わない被せもの

虫歯治療などで被せものが自分に合わないままにしていると、プラークがつきやすくなります。しっかりと自分に合うように調整してもらいましょう。

口腔内の環境

生活習慣

食生活

不規則な食生活や栄養が偏った食事をしていると、身体だけでなく歯や歯茎に悪影響を及ぼしてしまいます。甘いもの(砂糖)のとり過ぎや、やわらかいものばかり食べていると、プラークが増える原因となります。

ストレス

ストレスが原因で身体の抵抗力が弱まり、歯周病が悪化しやすくなります。
また、ストレスによって食習慣や歯磨きの習慣が変化することもあります。

運動不足

運動不足は、歯周病と関わりの深い糖尿病の原因にもなります。適度な運動を心がけることが、身体の抵抗力を高め、歯周病予防に繋がります。

喫煙

タバコを吸う人は、吸わない人に比べて歯周病になりやすく、治りにくい傾向にあることが最近の研究でもわかってきました。タバコは唾液の分泌を抑えるため、プラークや歯石がつきやすくなります。
また、タバコに含まれるニコチンは歯肉の血液の流れを悪くして、歯肉に十分な酵素や栄養が行き届かないように阻害します。すると、歯肉の抵抗力は弱まり、細菌と戦う白血球の働きが半分程度になるため、免疫力が低下してしまいます。

タバコに含まれる有害物質
ニコチン :強い依存症があり、喫煙習慣を作る
タール  :発癌性がある
一酸化炭素:血液中で酵素の運搬を妨げる

タバコには、上記の三大有害物質をはじめ、約200種類の有害物質が含まれています。
タバコを吸い続けていると、気付かぬうちに歯周病を重症化してしまう恐れがあります。身体の健康のためにも禁煙をおすすめします。

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歯周病専門医 田幡 元 監修

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